葉山と比企谷はなぜ仲良くできないのか。実は…

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俺ガイル1期8話の印象的なシーン。

葉山「……なぁ、もし、ヒキタニくんが俺と同じ小学校だったらどうなってたかな」     比企谷「決まってんだろ。お前の学校にぼっちが一人増えるだけだよ」           葉山「そうかな」                                   比企谷「そうだろ」                                   葉山「俺はいろんなことが違う結末になったと思うよ。ただ、それでも……」「比企谷君とは仲よくできなかったろうな」

                 渡航先生著 俺ガイル4巻p276,277より

まず、葉山の言った「俺と同じ小学校だったら」という”タラれば”の話ですが。これは、葉山と雪ノ下と同じ小学校ならという意味です。すると、鶴見留美のように一人孤立している雪ノ下を葉山は救うことができなかった。葉山はその性格上、振る舞いが縛られています。ある意味で陽乃さんと同じ生い立ちと言えます。

 ですが、比企谷は最低な方法で鶴見留美の問題を”解消”しました。だから葉山は考えたのです。もし「比企谷が同じ小学校だったら……」と。葉山は雪ノ下を救うことができませんでしたが、比企谷は助けることができたんじゃないかと。だから「いろんなことが違う結末になったと思うよ」と発言したのです。

ではなぜ「仲よくできなかったろうな」と発言したのでしょう?

まず、このシーンで葉山は初めて「比企谷」と呼んでいます。葉山は比企谷のことを正しく認識した、証拠です。改めて比企谷という人間を知った彼は、強烈な嫉妬心を抱きます。

この前のシーンで葉山の好きな人のイニシャルが「……Y」という発言があります。この「Y」は、雪ノ下を指しています。

その根拠はこちら  

だから葉山は、自分は救えなかったけど比企谷は救えた。そして、比企谷と葉山の違いを考えます。

比企谷はカースト最下層。葉山はカースト最上層

「仲よくできなかったろうな」というのは、葉山はその立場上、”イケメンでなんでもこなす葉山隼人”を演じなければなりません。なので、比企谷と仲良くなる、つまりカースト最下層と仲良くするという行為自体、葉山隼人はできないのです。そのため、「仲よくできなかったろうな」と考えたのです。

従って、より正確に言ううなら「仲よくすることができない」だと思われます。

葉山と比企谷はとてもよく似ていますが。その存在は表裏一体。光と影。海老名さんの”H×H”はこのことをよく表していますね。

最後に

これは、私の考察なので答えではありません。なので、そうじゃない!と思われることもあるでしょう。それでいいと考えます。俺ガイルは色々な見方、考え方があります。定まった答えなんてありません。渡航先生曰く「人の数だけ俺ガイル」の精神でいきましょう

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