アイドルやアニメのグッズを入手するために一番くじを利用する人も多いと思います。しかし一番くじは運。なので”10回も引いたのに上位賞が出なかった…。こんなことになるなら引かなければよかった”と考えている人もいると思います。
そこで!今回は一番くじのアタリがどのくらい出るかの目安を計算する方法を伝授します。
※あくまで理論上の話なので100%こうなるというわけではありません。
一番くじ アタリが出る本数を確率で求めてみた
では今回は上位賞の当たる確率の出し方に焦点を絞って話していきます。確率を利用すれば、どのくらいアタリが出るかを求めることができます。
もし確率を上げる方法,状況が知りたい方がいたらこちらを参照してください。
一枚ずつ引くときのアタリの出る本数の求め方
説明します。アタリが5本で 80本あるくじの中から10個のくじを1本ずつ引くとき
少なくとも1つあたりが出る確率は、 1−{ 75C10÷ 80C10}≒50% と考えるのが一般的ですが、
一枚ずつ引くと↓のように計算できます。
5/80+5/79+5/78・・・5/72+5/71≒0.65≒65%
となるので今回は理論上1本もアタリが出ません。このようにして考えて答えが1.0≒100%を超えるときにアタリが1本以上出ます。
計算のやり方は分かる人も多いと思いますが、こんな計算めんどくさいです。正確性に欠けますが
(アタリの本数)/(全てのくじの数) ×(引くくじの回数)で計算できます
例えば、くじが全部で70本、アタリが7本、くじを8回引くとき、7/70×8=80%
これは近似という性質を使っていますので正確ではありませんが、速く計算できます。少し正確性を上げるなら説明の計算方法のように分母を1ずつ引いて足していくのもいいと思います。
欲しい景品が複数あり、5回以上引くとき
かなり計算が難しいです。高校3年生の理系でも理屈が理解できるかわかりません。
ですががこの計算は、今やChatGPTで一発で計算できます。公式を作っておくので理屈は無視でOKです。
くじの総本数80本、アタリ20本、ハズレ60本、くじを10回引くとき、ここでは文字Xの代わりにKを使います。
K=アタリの出る本数
Pn = 10Ck ×(20/80)K ×(60/80)(10-K)
Pn+1= 10C K+1 × (20/80)(K+1)×(60/80)10-(K+1)
Pn/Pn+1=1
計算すると10-K/3(K+1)=1、両辺に3(K+1)をかけると
10-K=3(K+1) 、 K=1.75、つまり1~2本のアタリくじが出ます
※(10/80)kのKはk乗という意味で指数という概念です。簡単に計算方法をいうと23=2×2×2×=8という意味です。しかし言葉も意味も計算もできなくて大丈夫です。
Kに関する方程式なのでK=になるように計算すればアタリの本数が求められます。
+α:本命の景品が当たる確率
もしアタリくじ20本中5本が欲しい景品でK=2の時、5×2/20=0.5=50%となります
(本当に欲しい景品の数)×Kの値/アタリの本数で求めることができます。
最後に
2つ目のやり方はかなり難しいですが。正確に理論値を計算でき、景品の出る確率を計算することもできるので非常に便利です。理屈は大学受験で習う人は習うでしょう。
これらの計算ができると自宅でどのくらいくじを引いたらアタリが出るのか理論上の数値が出るので予算や計画を立てやすくなります。そしてもう一度申し上げますが、これはあくまで目安です。なので実際に出るアタリくじの本数は分かりません。
もし分からないこと、聞きたいことがありましたら是非コメントをください。
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