曲が倍面白くなる!「もしも命を描けたら」の歌詞を考察したら感動した

一人暮らしの日記
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この前、YouTubeでたまたま聴いたYOASOBIさんの曲が素晴らしくて、感動したんですよ。しか心を打ち抜くようなストーリー性があったので、調べてみたら、

WOW!!

そこで今回の記事は、「もしも命を描けたら」の歌詞を考察していきたいと思います。考察を読む前に原曲を聴いてみてください。めちゃめちゃいい曲です!!

※著作権が怖いので、一部の歌詞について考察していきたいと思います。

 基本情報!!

「もしも命を描けたら」の歌詞を考察していく前に、この「もしも命を描けたら」について基本的な情報を書いていきます。

まず、「もしも命を描けたら」という曲は、鈴木おさむさんの作った舞台「もしも命を描けたら」のテーマ曲になっています。そのため曲の内容も、この舞台「もしも命を描けたら」を基に作られています。

 登場人物

後で説明が楽になるので、舞台「もしも命を描けたら」の登場人物を紹介します

・主人公:星野月人

・一番目の歌詞に出てくる女性:月山星子

・二番目の歌詞に出てくる女性:空川虹子

・二番目の歌詞に出てくる男性:光陽介

舞台「もしも命を描けたら」あらすじ

舞台「もしも命を描けたら」作・演出 鈴木おさむ

この日の夜、星野月人は森の中にいました。深い深い森の中で、一本の木にロープをかけていました。そうです。35年間生きてきた自分の命を絶とうとしていたのです。

画家になる夢を持っていたが諦めた月人。生きることを諦めようとしたときに、得たある力・・・

そんな月人が出会った女性、空川虹子。彼女を笑顔にするために生き始める月人だが・・・
虹子には、光陽介という愛する男性がいた。

月人は今日も誰かのために、絵を描く。命の分だけ・・・
                          引用元https://tristone.co.jp/moshimoinochi/

あらすじを読んでみても、曲とめっちゃリンクしていることが伝わります。

一番の歌詞を考察!!

この世界から旅立つ前に」 

これは主人公、星野が自〇を図ろうとしているところです。そして次の歌詞が少しリアルです。

これまでの日々を浮かべる

卒業式など節目の時って、過去のことを振り返りますよね。ですので星野も、この世から旅立つ前に昔のことを思い返しているのでしょう。”もう、未練はないのか”、”後悔しないか”って。

裕福じゃない暮らし

主人公は画家を目指していました。恐らく、裕福じゃない家庭故にあまりお金のかかることが出来なかったのでしょう。

「母の優しさ 僕の描く絵を大好きだと言ってくれた人」

ここの歌詞、「 僕の描く絵を 大好きだと言ってくれた人 」これはもちろんお母さんのことです。また、大好きなお母さんが自分の描いた絵を「大好き」と言ってくれた。ここから察するに、星野が画家を目指した理由と言うのは、お母さんの影響が大きいものと推測されます。

死ぬ間際に思い出すのですから、やはり画家を目指していた大きな要因が母にある、と考えるのが妥当でしょう。そして、大切で大好きだったのでしょう・・・。

それでも訪れる別れ 」「そんな時に君に出会い 恋に落ちた 愛を知った 幸せだ

母を失い、寂しいと感じているところに、君に出合った。すなわち、月山星子に出合い、恋に落ちたのです。星野の心は、満たされます。

「大切なものばかりが 消えていく」

「大切なもの”ばかり”が」この”ばかり”という言葉で、母の次に星子もお別れしたのだと考えられます。ここで、星子の死を明示しないのは、母も星子もいなくなった。その怒り、悲しみ、寂しさのような感情が溢れているからだと思います。簡単に言うと、”また、僕を一人にするの?”といった感じでしょうか。

「会いに行くよ・・・愛してるごめんね」

僕は星子、君を愛している。でも今から死ぬよ。ごめん”。単純な解釈をするとこんな感じだと思います。しかしこの解釈、少しおかしいと感じませんか?私は少し変だと考えたので、別の案を提示したいと思います。

「会いに行くよ・・・ 愛してるごめんね」 から、会いに行くこと、死ぬこと、愛していること、に対して謝罪をしているとしましょう。星子に会いに行くことは、星野が死ぬことと同義ですよね。

ここで妄想を膨らませると・・・

星子と約束したのではないでしょうか?”私は、もう亡くなってしまう。でもあなたは、生き延びてくださいね”と。このように考えると、死ぬことも会いに行くことも、約束を破る行為になります。なので、謝罪をしたのかもしれません。 

”僕は、君に会いたい。愛しているんだ。約束は守れない。ごめん”って。

二番目の歌詞を考察!

死ぬことを思いとどまった星野は、不思議な力を手に入れます。

「そんな時あなたと出会った」「 自ら旅立とうとした僕を怒ってくれた人」

ここで、空川虹子という女性に出合います。しかしなぜか「 自ら旅立とうとした僕を怒ってくれた人」と表されています。旅立とうとした僕を怒ってくれた人 というのは、 星子 のことです。なぜなら一番目の歌詞に、「その時君の声が聞こえた」とあり、この声で星野は死ぬのをやめたからです。 それに、そもそも死ぬ前には、空川虹子に出合っていません。

しかしなぜ、空川虹子を「 旅立とうとした僕を怒ってくれた人 」と表現したのか。それは・・・

空川虹子と月山星子の顔が似ていたのです。だから ”あ!、あの時私を怒ってくれた人だ。”と星野は思ったのでしょう。

「いつの間にか惹かれていった」

空川虹子と月山星子の顔が似ていることを考えると、星野が恋に落ちたことも納得できます。ただ顔以外の理由で恋に落ちたという可能性も大いにありえますが。

顔が似ているというのは、情報源が曖昧です。しかし、このように考えると二人の顔が似ているということは、かなり信憑性があります。

「 泣きながら彼の名前を叫ぶ あなたを見て決めた 」「僕の命全て捧げて描いた 」

星野が恋に落ちた虹子にはすでに愛人、光陽介 がいます。しかし光陽介 は病に伏せ、亡くなりそうです。虹子は悲しみのあまり泣き叫び、それをみた星野は、覚悟を決めます。

星野は、自分の命と引き換えに虹子の愛人、光陽介を助けるのです。なぜ光陽介の命を助けるのか?

星野は、知っているからです。

大切な人がいなくなる悲しさを。寂しさを。苦しさを。もう、この世からいなくなってしまいたくなるような感情を星野は知っていたのです。

だから、光陽介を、空川虹子を助けたのです。

「 こうやって生きる喜びを 与えてくれたあなたが 本当に大好きでした 」

光陽介を助けた星野の命は、もうすぐ尽きます。そこで、虹子に「大好きでした」と伝えます。しかし、この「大好きでした」って本当に虹子に向けて言っているのでしょうか

これ虹子ではなく、月山星子に向けて「大好きでした」と発言しています

確かに、星野が未練を残さないように虹子に伝えたとも考えられますが。「こうやって生きる喜びを 与えてくれたあなた」が「大好きだ」と発言しています。生きる喜びとは、「こうやって」という代名詞から、前の歌詞に書いてある内容と考えることができます。つまり、 生きる喜びとは 「命を分け与える力」のことを指していると思われます。

また「描いていくこの命を元に 少しずつ分け与えていく 生きる意味ができたんだ」という歌詞からも「命を分け与える力」のことを指していると考察できます。

「命を分け与える力」は、お月様から貰ったものです。すなわち月山星子です。ですので、この「本当に大好きでした」は虹子ではなく、星子に向けて言っていると推測できます。

「Lala…」

ここのLala、星野のこころが満たされていく感じがしていいですよね。はい。以上です。

「そしてひとり あなたのこと母のこと 君のこと想い目を瞑った 長い長い旅の終わり」 「やっとまた会えたね」

一番目の歌詞のように、過去を振り返り、星野は力尽きます。そして、星子、母、にやっと会えたのです。

しかし、この「やっとまた会えたね」って変じゃないですか?一番目の歌詞には、

「そうやって自分で全てを 終わりにしてしまえばもう誰にも会えないんだよずっと」

とありました。これは、そこで死んでしまうと、誰にも会えなくなるよ。って意味ですよね。でも、最後には、「やっとまた会えたね」って会うことができています。

明らかに一番の歌詞と矛盾しています。

カラスク
カラスク

ファンタジーにケチ付けんな!

と思うかもしれません。しかし、この一番と最後の歌詞の矛盾には根拠があります

それは、宗教です。

一番目の死と最後の死の違いを見てみましょう

一番目は、しようとしていますが。最後の歌詞では、虹子の愛人、光陽介を助けるために死んでいます。

実は、多くの宗教で自殺は、禁忌であり、大罪です。一方で、人のために命を犠牲にすることは、利他的自殺と言い、宗教では美しい行為だとみなされます。

一番目の歌詞では、星野は自殺しようとしています。つまり禁忌、大罪を犯してしまう。そうすると、いわゆる地獄に堕ちてしまう。だから誰にも会えないのでしょう。

しかし最後の歌詞では、光陽介を助けるために自らの命を犠牲にしました。つまり利他的自殺、によってその生涯を終えたため、天国へ行き、星野は母や月山星子に会えたのでしょう。

”ああ、やっとまた会えた”と。


こんな感じです。舞台「もしも命を描けたら」、を見たくなってしまいます・・・。「もしも命を描けたら」もすごく、いい曲です。私は、とても感動したのです。とても心を揺さぶられたのです。ですので、こうして、記事を書きました。

この記事は、私の自己満足かもしれません。それでも、伝えたかった。

って感じで締めを書けたので、終わります。最後までご清覧ありがとうございました。

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