結局、変われない。一人暮らしの日誌part31

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あれ?なんか、また書いてるゾ?と思いました。私は、稼ぎに行こうかなと考えたのですが、他のブログは、マジで稼ぎに行きます。でもこのブログは、ゆる~く楽しんでいこうと思います!

さて、久しぶりにレッツゴー!

第一章  準備

私は、今日帰省する。もう太陽が真上にある。しかし私が空の車に乗るのは夜。きっと眠くなってしまう。

だって昨日寝たのは、10時。そう。朝の10時だ。しかも起きたのは夜の10時。さすがに少し寝ないと厳しいだろう。私は、買い物、ゲーム、支度等を済ませ、昼の1時ごろ再び寝た。

懐かしい目覚ましの音。春休みに入ってから思うがままに寝ていた。だからだろう。懐かしい。でも非常に眠い。もっと寝たいという誘惑が私を襲う。そして、襲われた。

だが私は、ダメだ!と考え、布団をはける。パッと地面に足を付けて、行動開始。帰ろう。故郷に。

第二章 離陸

駅は空いていた。そのおかげで電車内で席に着くことが出来た。窓から見える景色は、どれも同じようで、白い絨毯に朽ちた柱がボンボン。
でもなぜか退屈しなくて、ずっと眺めていた。似てるけど違うのかもしれない。

空港に着くと、お店はほとんどしまっており、人も少ない。
私は受付で荷物を預けようとするが・・。

「入口どこ?」

受付には、ルートを整備するために赤い規制線が張り巡らされている。私は、その入り口が分からない。だから受付の横の隙間から入ると、受付の人に

「次からは、入り口からご入場ください。本日は、お客様がいないので大丈夫ですが・・・」

私は、「なら入口を分かり易くしてくれよ・・・」という言葉を呑みこみ、分かりました、すみません。と答える。まぁ私が気づかなかっただけで入り口は、ちゃんとあったのかもしれない。だから非は、こちらにあるだろう。多分。

私は、荷物を預け、日本の領空を旅する。

第三章 空の旅

驚いた。まだ21時なのに飛行機内は消灯しやがる。
私は、飛行機の中で本を読もうと思っていた。だというのに、暗くて何も見えない。なんで電気消すねん。良い子でもまだ起きてる時間だぞ。
暇なので、暗くした理由を考えた。恐らく、飛行機の誘導灯への影響だ推測した。外が暗いと飛行機の明かりと、誘導灯の区別がややこしくなるのだろう。それを裏付けるように離陸と着陸時だけ消灯していた。

飛行機の中はスカスカで窓際の席も空いていた。やはりこの時間に帰る人は少ないようだ。私は、快適~と思いながら、前方で飲み物を配る客室乗務員を見ていた。飛行機内のサービスでジュース飲めると思った。
客室乗務員の人は、ごにょごにょ言ってる。聞き取れない。でも飲み物云々かんぬんだろう。だから「はい」と答えた。ジュースが飲めると思った。違った。コーヒーだった。非常に有難いサービスではある。でも私は昼夜逆転してるので問題ない。
そして恐らく先ほど、客室乗務員の人に聞かれたのは”砂糖とミルクがいるかどうか”だったらしい。私は、まぁブラックにならなかっただけよかった。とポジティブシンキングを試みた。

口に大人の香りと子供の甘みを感じながら、故郷への距離を縮めた。

第四章 お節介

飛行機から無事降り、電車に乗る。飛行機はあんなに空いていたというのに、電車の中は混んでいる。電車内の8割はサラリーマンだった。きっと俺もいつか、あそこの仲間入りだ。
私は、もうガタンゴトンなんて音のしない電車の中で、景色を見ていた。灰色の絨毯、ギラギラと光る柱。如何にも都会という感じだ。

「人身事故のため、乗り換え・・」

アナウンスが聞こえた。なんと電車を乗り換えないといけない。私は、電車に詳しくないので不安が募る。急いでスマホを開き、路線を調べる。
電車が止まると、多くの人が電車を降り、近くの駅を目指した。夜の11時に鉄道橋沿いを多くの人が歩く。何だか、遠足のようだ。

駅に着くと、海外の人が何かを見つめている。視線の先におばあさんがいた。
だが車いす?に荷物を乗せ、うなだれている。少し具合が悪いのだろうか。周りの人間は気にも留めず、列に並ぶ。その中で海外の人たちは、そのおばあさんを見つめていた。
でも結局、何もせず、どこかへ行ってしまった。

私は、おばあさんの近くの列に並び、スマホを開いた。電車の時刻を調べた。もう深夜と呼んでいい時間ではあるが。この後に電車が1,2本残っている。だから、もし次来る電車を乗り過ごしても大丈夫だ。

電車が来る。私の心臓は、太鼓の響く。ドクッドクッでない。バクッバクッだ。おばあさんは、顔を上げる。そして荷物の乗る車椅子を押しながら、バックステップで電車のドアに近づく。
私は、列を変え、おばあさんの後ろへ向かった。
おばあさんは、荷物を電車の中に運ぼうとしていた。でも少し厳しそうだ。

私は、片手にお土産、キャリーケースを持ち、片手だけおばあさんの荷物を持とうとした。だが

重い。

見た目では分からないほど、重量があった。私が片手で荷物を持ってしまったせいでおばあさんの荷物が傾く。
これでは、運べないし邪魔だ。そう考え、キャリーケースを電車内に投げ入れ、両手に持ち変えようとした。しかし

タタタッと駅員の人が、両手で車いすの持ち手を握り、手早く荷物を電車内に入れた。だから私は結局、荷物運びを邪魔しただけだった。

第5章 反省

電車の床を見つめ、目をつぶる。寝たふりをしよう。そう考えた。顔と耳は、火照っていた。ズボンは、汗でぺとぺとくっついている。私は、また何もできなかった。その恥ずかしさ、後悔だ。だから寝たふりをしよう。

でもやめた。

私は、顔を上げた。確かに私が何もしなくてもおばあさんは荷物を電車に運べたかもしれない。私は邪魔をしただけなのかもしれない。それでも、私は手伝おうと動いた。
「誰かがやるだろう」とか「助けは要らないだろい」なんて勝手な想像をせず、私は動いた。
少しは、変れた。動けた。これは、恥ずべきことではないだろう。私は、結論付けた。

だが、それではダメだ。今回は、駅員さんが動いてくれたから大丈夫だった。でもあの場に駅員さんが居なかったら。私は、おばあさんの荷物を運ぶことは愚か、けがをさせてしまったかもしれない。だから後悔とか誇りなんてものを考える前に反省がいる。次は、きちんと助けられるように。

状況を思い出そう。まず電車の時刻を調べていた。だから電車に乗れなくても大丈夫だった。そして荷物を片手に持ちながら運ぼうとした。つまり中途半端に手伝ったから悪化させた。次は全力で、手伝うことだけを考えるべきだ。そして冷静に、見るんだ。車いすの持ち手に気付いていれば、もっとスムーズに運べたはず。

だから次、同じ場面あるいは似た境遇になったら後先考えずに助ける、あるいは逆に後先考えても大丈夫なように準備をする。そして冷静に、落ち着いて、見られても恥と思わず、堂々とやろう。そして周りを頼ろう。あの時、他の人に荷物を任せる、あるいは一緒に運べばきちんと助けられた。もっと人を頼ろう。

私は、もっと堂々と人を助け、動き、周りを頼ろう。そして何度でも助けよう。
失敗したり、上手くいったりを繰り返して、最適解を出せるように。たとえ、助けることがお節介だとしても。ありがとう、なんて言われなくても。
楽になったとか、手伝ってくれて嬉しかった、って思ってもらえるよう。

そう。何時ぞやの、私のように。

あとがき

あの時、きちんと動けたら。なんていう後悔、そして反省をしたい。そんな利己的な理由で日誌を書きました。なので、ちょっと重い内容になってしまいました。
もっと楽しいことが書きたいですね。

さて、もし皆さんが私と同じ境遇になった時、おばあさんを助けましたか?私のように半端に手伝ってしまいますか?それとも何もしないのでしょうか?
何が正解、何が偉いなんてことを言うつもりはありません。でも、駅員さんのようにきちんと助けられる人は素敵だなと思います。私も駅員さんのように、次はきちんと助けられるようにしたいです。

とこんな感じです。最後までご清覧ありがとうございました。

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